Page view counter << フラボンの山野草質問箱 >> 回答欄

質問23:ミスミソウ(雪割草)のネコブセンチュウ防除について 1999年12月20日受付


ミスミソウ(Anemone hepatica var. japonicaスハマソウ Anemone hepatica var. japonica f. variegataは通称「雪割草」として呼ばれることがあるキンポウゲ科 Ranunculaceaeの多年草です。

これらを栽培していると、時により生育が思わしくなくなり、掘り上げて根を観察すると大小さまざまな「根こぶ」が多数見られる場合があります。

これはネコブセンチュウによる被害で、放置すると株が枯死したり、他の株に被害が拡大したりすることがあります。
通常は、植え替え時に気づきますので、その場合には根こぶが付いている根を切り詰めて、よく水洗いしてからミズゴケか全く新しい用土で植え付けます。

付け後は根が少ないので乾燥は禁物です。

なお、ある種の農薬用土中に混和したり根にまぶして防除できるという情報もありますが、花き類に登録がなければ使用できませんので注意が必要です。