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質問57:クロユリの栽培法質問者 匿名


回答57
クロユリ Fritillaria camtshatcensis は本州中部以北の高山、北海道、千島、樺太、カムチャッカ、
中国東北部、北米大陸北部などに分布するユリ科多年草で、4月〜5月にやや下を向いた
黒紫色の花を咲かせます。
 本州の高山帯に自生する系統は、関東平野部では事実上栽培不可能ですが、北海道原産の
系統は栽培が可能で、大量に増殖されたものが普及しています。
 クロユリの仲間は非常に多く、フリチラリアなどと呼ばれ100種以上が知られています。

栽培の具体的な方法は以下のとおりです。
1 基本的な性質
 夏の暑さが苦手。早い時期に休眠してしまうため、葉のある期間が短い。
2 鉢栽培のコツ
 基本的には、大きめの中深鉢に桐生砂などの一般的な野草の混合用土で植えつける。
 植付け・植えかえは2年に一度、9月中旬〜10月中旬の休眠期におこなう。
 思いの外軟弱なので、灌水などで茎が倒れないような補助が必要。灌水は表土がやや
乾いてきたら鉢底からどっと流れ出るようにたっぷり与えること。
 芽が出てから花が終わるまでは全日照とし、花後は明るい日陰で管理する。休眠期は
棚下などに置きゆっくり休ませるが、水切れに注意する。
 秋と春には施肥が必要。秋は置肥、春は薄目の液肥とする。
3 病害虫
 ナメクジやカタツムリに要注意。一夜で葉がなくなることがあります。
4 増 殖
 分球、鱗片挿し、実生が可能です。
 上手に作れるようになったら、本属内各種の実生に挑戦してみませんか?


不明な点、もっと知りたいことなどがありましたら、
遠慮なく「フラボンの山野草質問箱」に投書してください