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質問59:リュウキンカの栽培法について教えてください。        

リュウキンカ Caltha palustris var. nipponica は日本を含む北半球の周極地方の温帯と寒帯に分布するキンポウゲ科多年草で、5月から7月にかけて鮮黄色の花を開きます。

水を好み、山地の湿原や浅い水中に自生します。
栽培の具体的な方法は以下のとおりです。

1 基本的な性質
 リュウキンカは水、直射光、通風を好みます。

2 鉢栽培のコツ
 基本的に底穴のない中深鉢に、桐生砂、田土などの保水性のある用土で植えつけるか、ミズゴケ単用とします。
 植付け・植えかえは毎年春〜6月におこないます。

 結構肥料食いです。
 早春と秋の彼岸頃に「煮干し」を数本挿しておくとよいでしょう。

 日照が不足すると軟弱になり、また花も少なくなり鑑賞価値が低下します。
 かん水は絶対に水切れさせないようにたっぷり行います。

3 病害虫
 通常激しい被害をもたらす病害虫はあまり発生しません。