<<フラボンの山野草質問箱>> 回答欄

質問52-2:イワヒバの株立ちの中に繁ったコケは除去すべきかについて教えてください。


イワヒバ Selaginella tamariscina の栽培については質問52をご覧ください。

 この質問の「コケ」の種類は不明ですが、ゼニゴケの仲間という仮定で回答させていただきます。
 イワヒバは元々乾燥に対して強い耐性があり、自然条件下でゼニゴケが生ずることは少ないと思われます。

 栽培下では、作場の環境や水管理などの条件によっては過湿気味になり、ゼニゴケの発生に及ぶことがあるようです。
 ゼニゴケが大量に根株に付着すると、通気性を妨げることになり呼吸の妨げになるなど好ましくありません。
 従って、ゼニゴケは除去した方がよいと思われます。

 イワヒバの大株については、根株が高く立ち上がり衰弱することがあります。
 このような場合には、根株に水苔を貼り付けてやると元気を取り戻す可能性があります。

 適正な管理ができれば、ゼニゴケの発生も抑えられると思われますので、今一度管理方法等を見直してみてはいかがでしょうか?